老人センターの受付に「柚子をください」と張り紙がありました。私は翌日に柚子の実をポリ袋いっぱいにしてもって行きました。でもポスターをしげしげと見直してみれば、受付は12月12日からでした。今日は12月2日。更に柚子風呂は12月18日から一週間との事でポスターを最後まできちんと読まなかった事をつくづく反省する事になってしまいました。
こんなに期間があっては気温が下がったとはいえ新鮮さを保てるはずがありません。私は持ち帰ってまた新たに持ってくるよう伝えましたが「大丈夫でしょう」と言って引き取ってくれました。全く早とちりな自分にがっかりしてしまいます。
柚子の木は硬く鋭い刺があり苦戦して実を採ったのですがそれが報われて良かったと思いました。暖かい老人センターのスタッフに感謝しています。それでもまだ柚子のみはいっぱいなっているのでその時期が近づいたら再度持っていこうと考えていました。
それからほぼ10日程たってそれは実行できました。今度は2度目でなれたせいか柚子の木の棘に悩まされる事もなく採取でき前回と同じくらい持っていきました。センターの人はまた温かく受け付けてくれました。「前回持ち込んだ柚子の実を破棄してください。」と言いましたが「全然問題ないですよ」と言い破棄はしないとの事でした。
いつも暖かく親切な老人センターの人たちですが、柚子の実を持って行ったから暖かく接してくれた訳ではありません。いつも「今日は寒いですねえ」とか「風がなければいい日なのにね」などと受付の時には必ずこんな会話をします。わがままなお年寄りもいるかと思いますがストレスを表に出さずすばらしい人たちです。
去年もこの老人センターで柚子風呂に入りました。季節の行事に接する事が出来とってもうれしかったと記憶しています。柚子の実を募集してた記憶はありませんでしたがおそらく私が気づかなかったのでしょう。
その前の年も柚子風呂に入る事ができました。その頃から老人センターの風呂にお世話になったと記憶しています。露天風呂もありシャワーも水量が多く家の風呂より格段に気持ちよく入る事ができます。そして柚子が水面にいっぱい浮いててその香りを楽しみながら入ったものでした。
今年はそんな柚子募集に協力できて本当に良かったです。みんなで持ち寄ってた事も知らず楽しんでいたなんて申し訳なく思います。まあ家に柚子の木がたまたまあったからできる事ではありますが。
料理に使うにしてもそんなに使うわけでもなく甘露煮や焼酎漬けなど聞いた事もありますが毎年ほとんどの柚子が自然に木から落ちまた次の季節に花をさかし実をつけ同じことを繰り返していたのですが今回は人の役に立てた充実感がとっても嬉しいです。
来年も柚子の実を老人センターに持っていこうと思っています。
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