何度か通いましたがお客さんがいる時もあり親切な人で球のとり方を色々教えて頂きました。ひとつのテクニックをマスターすると「これで取れる球が増えたでしょう」と言うのが口癖の人がいましたがとっても上手でへたくそな私に惜しむことなく指導してくださいました。その後一度も会う事もなく店の人の話では「あれからこないのよ」との事でした。
それから暫らくして私より年下の人と出会いました。私よりずっとうまく比べる事はできないほどでしたが話が合い夢中になって四つ球を楽しんでいました。新しく覚えたテクニックを自慢したり世間話に夢中になったり楽しい時間でした。
ポケットゲームの台はいつも空いてましたが時々一人でやってきて練習する人がいました。とにかく上手いと思える技術でした。でもこの頃はポケットゲームをする人は少なくいつも一人で練習していたのです。それから2年位経ったころ映画で「ハスラー2」が放映されビリヤードのポケットゲームがとっても流行りました。そのゲーム場もあちこちに出来、家具屋さんのビルの2階や焼肉屋さんの地下などにも出来て気の向くままにいろんな所でゲームしました。
夏、群馬に帰った時に一度だけビリヤード場に行きました。一人で行って一時間で止めましたがやはりブームのようでたくさんのびりやーど場がありました。
草加に戻ってビリヤードをやりましたがポケットゲームばかりです。多くの友人がいましたが皆ポケットゲームです。大会もやりました。参加費は500円位で優勝者には商品券やサンダルなどと言ったあまり高額にならないもので楽しんだりしてました。
ある日そんな友人と新しく出来たビリヤード場へ行きました。珍しく四つ球の台がありました。ポケットゲームもそろそろブームも終わりだったからかもしれません。友人は「四つ球をしよう」と言ったので久しぶりと思い承諾しゲームを始めました。いつも負けてばかりの私ですがこの四つ球に関しては友人が全く相手にならないほど楽勝でした。負けず嫌いの友人はかなりむきになっていましたが、ふと八潮のビリヤード場を思い出しました。あそこで教わった事は偉大だったと。更にあの頃の知り合いはどうしてるのかと懐かしく思い出していました。もう全く会ってない状態でしたのでどうする事もできないのですが懐かしくてしょうがありません。
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